昨年は1本か2本発見していた白髪、ここのところ増産中。白髪ってどうやってケアすればいいの?悩んだ結果、自分でヘナ染めに挑戦!
ヘナとは?
ヘナは白髪染めに用いられるハーブの名称です。インドやネパールに多く生息しておりインドの北西部に有名な産地があります。ヘナそのものの成分として、脱色効果がないため黒髪に使うと髪色の変化は見られませんが、白髪はオレンジ系の色に染まります。この性質を活用して天然成分の白髪染めとして広く利用されています。美容室にもヘナのメニューを見かけることが多いと思います。また、オレンジ系よりも暗くしたい場合には別のハーブでインディゴや藍と呼ばれるハーブをブレンドしたものを用いることによって、天然100%の成分でも髪色を暗めに調整して白髪を染めることが可能です。地球や髪に優しい白髪染めでお洒落を楽しみたい女性にぜひ試していただきたく、私のヘナデビューについて記録します。
どうしてヘナで染めるのか
ヘアカラーをして楽しみたい、だけど鼻にツンとくる化学染料を使って髪色を染めても、また髪は伸びます。そうして再び美容室でヘアカラーをオーダーする…それを繰り返していると、髪のお洒落を楽しむために化学染料で水を汚し髪を傷める生活に疑問が湧いてきました。
さらに、近頃白髪が目立つようになってきた私は、これからのエイジングケアとしてヘアカラーをどうすべきかを考えなくてはいけませんでした。やはりナチュラルに美しい髪を演出したいと思い、美容師さんに相談をはじめました。いわゆる白髪ぼかしと呼ばれるテクニックは素敵ですが、2色以上を使って染め分けなければいけないので、さらに環境や髪に負担をかけることになります。私がやりたいのはそれじゃない。
そこでヘナを検討し始めたのですが、ヘナで染めてくれるサロンもたくさんあることがわかりました。ただ、天然成分100%かというとそうとも限らないようです。化学成分とヘナのブレンドである場合もありそうなので、本当に環境と髪の健康を考えるのであればちゃんと天然成分が多く使われているものを探そうと思いました。
ヘナで染めることのメリットとデメリット
近所にヘナ専用サロンもあるのですが、初回はアレルギーテストをしないといけないそうです。ただ、私はすぐにでも自分で染めたかったので、自己責任で自宅染めを行ってみることにしました(せっかち)。以下にヘナで染めることのメリットとデメリットをご紹介します!
ヘナ染めのデメリット
- 独特の草のようなニオイ
- 時間がかかる
- アレルギーの可能性がある
ヘナ染めのメリット
- 髪にツヤ、コシが出る
- 環境、髪に優しい
- 肌や家財についても落ちやすい
ヘナで染めると髪にツヤ、コシが出るというのが驚きです!ハーブの効能でキューティクルが整うようです!化学的な刺激によりダメージを与えないことも起因していそうです。ヘナ染めを繰り返すうちに髪がどんどん美しくなるということを聞き、ますます興味が湧きました。
いざ染めてみた
現在、前回のカラーリングから2ヶ月ほど経過し少し赤系プリンの残念な髪色になっていた私は、インディゴをブレンドして少しダークなブラウンにしてくれる商品を選びました。こちらです。
リンク先にビデオが載っておりイメージして挑むことができました。結構染め時間がかかるのかなと思ったのですが、染め終わって放置する時間は1時間ということで、無理なく自宅でできそうだなと判断。時間は、下の子(小学2年生)が就寝した22時開始をめざしました。(実際は、私がせかせかしている気配を感じ取ってしまい、施術中も起きていました。笑)手順はざっとまとめると以下の通りです。実際は同梱された手順書をお読みください。
- 同梱されているクシ、ビニール手袋、ケープを並べる。髪の長い人は髪をまとめるためのヘアゴムも準備。また、ブロック分けして根本を染めるために柄のついたクシを準備。さらに、サランラップと、不要になったタオルを準備。ヘナを湯煎するためにボウルを大小2個準備。
- 湯煎するためボウル2個を準備しお湯をわかす。
- 説明書を見て、自分の髪の長さに必要なだけヘナ(粉末)を規定量のお湯で溶かし湯煎する。
※私はセミロングなので1袋使いましたが、余りました - 髪を白髪のあるところ、ないところブロック分けしてクリップ等で簡単に止めておき、白髪のあるブロックからヘナを塗る。
- 塗り終わった束をまとめてヘアゴムで団子状に縛ってから他のブロックを塗っていく。すべての毛束に塗り終わったらラップを被せ、さらに不要なタオルを被せる。1時間待つ
- 1時間経ったら流す。ヘナの粒が地肌に残るので、ある程度流したあとは溜めたお湯に頭を突っ込んで流すと良い。2、3回繰り返す。
- 流しや洗面器等、汚れたところは石鹸とメラミンたわしなどできれいになる
また、こちらの商品は品番によって①ヘナ単品(赤系のみ)、②インディゴ単品(黒くするだけのもの)、③ヘナとインディゴのブレンド製品 があり、もし①と②を組み合わせて自分で調整する場合は2回染めなければいけません。①②③のいずれか1品を使用するのでしたら1回染めればOKです。私が使った上記商品(かの子のハーバルヘナ38番)は③であり、ヘナとインディゴがブレンドされていますが1回染めればOKです。以下が染めて乾かした後の本人自撮りです。

ヘナの面白いところは、施術したあと48時間染まり続けるという点です。普段からとてもパサつくのが悩みなのですが、すっかり落ち着きました。これからも2〜3ヶ月に1回使って、キレイになっていきたいと思いました。草っぽい匂いのほうは、たしかにあり3日間くらいは気になりました。普段からシャンプーも無添加でトリートメントは洗い流さないトリーメントを使っているため化学的な香料の恩恵を得られず、自然に匂いが落ち着いてくれるのを待ちました。でも、自然につつまれた心地よさを感じました♪
自然派で綺麗になりたい人にヘナ染めがおすすめ
以上、初めてのヘナ染めで心配もありましたが、ナチュラルな成分で染めるのでさほど失敗を恐れずにチャレンジできる点がよかったです。アレルギーが心配な方は、プロにお願いするのも1つの方法だと思います。地球に優しく綺麗になれるヘナ染め、たくさんの人にチャレンジして頂きたいです。
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